こんにちは。ゲームプログラマーの高橋と言います。
今回は、「ゲームプログラマー」という職業について説明して行きます。
「ゲームプログラマー」がどんな職業なのか、どんな仕事をしているのかなどを詳しく見て行きましょう。
1、「ゲームプログラマー」って一言で言うとどんな仕事?
「ゲームプログラマー」という職業は、ゲームの開発元から用意される企画書や仕様書に沿って、プログラムを書きゲームを形にしていく仕事です。
2、詳しい仕事内容は?
デザイナーやゲームクリエイターなどが考えて立ててきたゲームの企画を、C言語やC++と行ったプログラム言語を使用して実際に形にして行きます。
ゲームのキャラクターの動き、シナリオ通りのゲーム進行、背景の動き、エフェクトなど、あなたもやったことのあるであろうゲームの1つ1つの動きを全てプログラムを駆使して動かしているのです。
しかし、プログラムというのはどんなに正確に作ったとしてもどうしてもバグという不具合が発生してしまうことがあります。このバグが残った状態で確認を怠って製品として世の中に出してしまうと、せっかく購入したお客様がゲームを正常にプレイすることができず、最悪の場合リコールなどということになってしまうことも考えられます。
そしてそのようなことがないように、ゲームプログラマーが作ったゲームに不具合を見つけて修正点を指摘する工程が組まれていることがほとんどです。
この修正チェックの段階で問題がないと判断された段階でようやく製品としてのGoサインが出るのですが、バグというのは一つに対策を施すと別の場所にバグが発生してしまったりとなかなか単純な作業ではないので、ゲームプログラマーにとってはこのバグの修正作業が一番難しく過酷な仕事となる場合が多いです。
忙しい時期には、深夜になっても仕事が終わらないなんてこともあります。
3、未経験からでも大丈夫?
はじめからプログラムができる人はなかなかいませんので、始めるのは早いに越したことはありませんが基本的には独学、もしくは専門学校・大学でプログラミングについて学んだ上でゲーム業界に入る時点でプログラミングの知識や技術を持っていれば問題ありません。
4、資格は必要?
エンジニアではありますが、基本的にこれといった資格は必要ありません。
しかし、ゲーム会社に正社員としての入社を目指す場合は、面接の段階でプログラミングに関する資格を持っていると、自分のできることをアピールすることはできるでしょう。
5、どんな知識・技術が必要なの?
プログラミングの技術を持っていることはもちろんですが、ゲームプログラマーというのは唯一ゲームを実際に作っている職業ですので、クリエイターが立ててきた企画がプログラミングで実現可能なのかという部分を作る前に判断するということも大切な技術です。
ゲームプログラマーの経験のあるクリエイターが企画を立てている場合は、この心配は格段に下がりますが、そうでない場合は簡単に無理な企画が飛んでくる場合もありますので、それを開発前の段階で見抜くことができないと、制作費と制作時間を全て無駄にすることになってしまいます。
ゲームプログラマーとしての知識や技術に加えて、無理だと判断できるだけの経験も必要となってくる難しいスキルではありますが、これを身につけていることがゲームプログラマーをゲームプログラマーたらしめているのです。
また、ゲームプログラマーは仕事の中で英語を目にする機会もありますので、TOEICや英語検定などの実績を持っておくことも仕事の中で役に立つと思います。
6、就職先にはどんな場所がある?
ゲームプログラマーの就職先は、主にゲーム開発会社となります。
下記はゲームプログラマー学科のある専門学校(アミューズメントメディア総合学院)を卒業したあとの生徒の就職先となっています。
アークシステムワークス(株) / (株)カプコン / (株)サイバーコネクトツー / (株)スクウェア・エニックス / (株)バンダイナムコゲームス /(株)コナミデジタルエンタテインメント / アイディアファクトリー(株) / (株)イメージエポック / (株)インデックス / (株)インテリジェントシステムズ / (株)エイティング / (株)グラスホッパー・マニファクチュア / (株)クラップハンズ / (株)ゲームフリーク / (株)コーエーテクモゲームス / (株)スティング / (株)セガ / (株)ソニー・コンピュータエンタテインメント / (株)タイトー / (株)ディンプス / (株)フロム・ソフトウェア / (株)ユークス
ほか多数・順不同
7、年収はどのくらい?
ゲームプログラマーの収入は年齢や勤続年数とともに上昇していく傾向にあり、
初任給 : 約15万円〜
20代 : 約25万円
30代 : 約35万円
40代 : 約40万円
全てのゲームプログラマーの平均賃金を計算すると、月35万円ほどという結果となっており、年収にすると約420万円+ボーナスという形になります。
大学卒業の22歳から定年の65歳のまで43年間仕事を続けたとした場合の生涯収入は平均給与やボーナスも含み約2億4000万円となっています。
8、学校に通う必要はある?
プログラミングというのは興味とやる気と時間があれば、独学でスキルを身につけることも十分に可能です。
行くとすれば専門学校で、高校卒業段階でプログラミング経験が全くないという場合などは専門学校にいってプログラミングを1から学ぶのも良いと思います。
専門学校に通うことのメリットとしては、同じ目的を持った仲間とともに勉強をすることでモチベーションを維持することができたり、将来に繋がる横つながりの関係を築くことができることがあります。
そして大手ゲームメーカーなどに専門学校特有のパイプがあったりするので、就職の際も将来の選択肢が増える可能性があるということもあります。
しかし、自分のペースで独学で勉強した方がやりやすい、スキルもそれなりに持っているという方は、そのまま就職先としてゲームメーカーなどを受けても問題ありません。
9、ゲームプログラマーになるために
専門学校に通う場合でも、独学で学んでいく場合でも、必ず必要になるのがその職業や業界についての知識を仕入れることです。
そのため、クリエイティブな職業を目指して行動を始めると言う方は進学・独学に関わらず、
1、まずは自分の目指す職につくまでの道筋を詳しく知ることができる専門学科の資料を取り寄せる。
2、資料から得たネットには掲載されていない情報も含めて、これからの行動を選択する。
という流れで行動することがおすすめです。
現在はネット上だけで物事の情報を集めることができるようになっていますが、本当に重要な情報というのは、知っていても皆さん外には決して出しません。
特にクリエイティブ業界は大手企業に入社するまでが大変という場合が多いので、他人よりどれだけ早く、確実な情報を仕入れることができるかでチャンスを掴めるか、自分の働きたい会社に就職できるかが決まってしまうことも・・・
わからないこと、気になることがあったら、まずは資料請求をして、できるだけ早く必要な情報を掴んでおきましょう。
無料の資料請求は、年数と実績を併せ持つ業界最大手「アミューズメントメディア総合学院」からの取り寄せをおすすめします。